腹直筋離開と多くのヘルニア
<産後の腹直筋離開と多くのヘルニア>
腹直筋離開と合併して、多くのヘルニアが生じます。
おなかを支える腹直筋がうまく働かなくなるため、食後は腸が動くのを感じたり、おへそが出てきたり、さらにおなかがぽっこり出てきたりします。
食前後でこのような変化が出る方は、ヘルニアの可能性が高いです。
【腹直筋離開に伴う白線ヘルニアや腹壁ヘルニア】
「分冊解剖学アトラス 運動器Tより掲載」
・おへそのヘルニア(臍ヘルニア)・・・でべそになる
・腸のヘルニア(脱腸)・・・おなかがぐにょぐにょと動く
・おへその上のヘルニア・・・腹筋の白線上にぷっくりと生じる
(上腹壁ヘルニア、前腹壁ヘルニア・白線ヘルニア)
・腹壁瘢痕ヘルニア・・・手術のキズあとから内臓が飛び出て、おなかが盛り上がる
腹直筋離開とヘルニアは全く別物であるため、注意が必要です。
腹直筋離開にヘルニアを合併しても、保存療法で改善する可能性は高いのです。
手術を受ける前に、当センターの施術をうけることを強くおススメします。
腹直筋離開にヘルニアを合併している場合、腹部の固定と正しいトレーニングが必要です。
ヘルニアの治療は、腹直筋離開の治療に準じます。